送信者: "Hiroaki IKEDA" 宛先: 件名 : [AVQ-SG 294] 最近の報告 日時 : 2002年9月3日 0:12 AVQ-SG各位 千葉大学の池田宏明です。 大変ご無沙汰をして失礼しております。以下に、言い訳を含めて ご報告をいたします。 #IEC/TC100の新議長(Mr. Hyman)は、報告を受けるときは常に #言い訳など聞きたくない。結果の報告のみをしなさいといって #いますが..... Video Qualityの方は、VQEG(Video Quality Expert Group)の activityが一時中断していましたので、収束したのかと思ってい ましたら、今年になってから、ITU-R SG6/WP6Qの圧力もあってか Phase 2の活動を始めました。これは、 http://www.vqeg.org のサイトをご覧になっている方にはご案内の通りです。活動の日程 を作りましたが、それが大幅に遅れており、未だ確定していない 状況です。これに引きずられ、PT62251に文書化(改訂)の方も 遅れてしまいました。 IEC/TC100の期限も過ぎ、6ヶ月遅延プロジェクトにリストアップ されるはめとなりました。そこで、ITU-R SG6/WP6QやVQEGの その後の進捗を待たずに、現時点で凍結して一応の区切りをつけ させていただきたく御願いする次第です。 一方では、Video Qualityは以下のような新しい展開が出てきました。 1) Multimedia quality - low bit rateのAudio/videoその他 の統合メディアの品質評価活動 (in VQEG) 2) Digital Cinemaにおける品質の側面 3) 極端な事例ですが、テレビ放送に起因する光感受性てんかん防止 などです。 3)については昨年からロシアの発議により ITU-Rで現在まで継続審議 されており、日本における研究成果を国際に反映する努力が始まり ました。 今後、IEC/TC100における展開は不明ですが、小町様が国際議長を しているIEC/TC100 Advisory Group on Strategy での審議の状況 によっては、広い意味での品質評価も取り上げられるかもしれません。 2002年10月のTC100/AGS会議を見守りたいと思います。 順調に進めば、作業文書はジュネーブから発行され、投票を受ける ことになります。それまで、あるいはその際、再びお世話になること がありましょうが、この際、皆様のご協力に感謝する次第です。 池田宏明